ランクル文学賞2021・佳作受賞作『歌声』

トヨタのディーラーである愛媛トヨタ自動車株式会社が、ランクル文学賞というユニークな文学賞を開催しております。

トヨタの名車ランクルにまつわる物語を、フィクションでもノンフィクションでもいいので原稿用紙二十枚までの尺で応募することができました。
第一回の募集が、2021年末までにおこなわれておりまして、そのころちょうど病気で入院していた自分は、病室で原稿を書いて投稿したのでした。
それから一ヶ月と少し経ったきょう、その結果が発表されまして、自分の作品が佳作に入選しました。

『歌声』という作品です。結果発表のページから、ほかの受賞作と同様、すべて無料で読むことができます。

主催者の愛媛トヨタ自動車の方々ならびに、選考委員長の柴田哲孝様に篤く御礼申し上げます。
自分の受賞コメント(というか、応募時に送ったコメントなのですが)にあるように、私小説的な内容です。
ネット上でランクル文学賞の募集要項を見て、ノンフィクションもOKだと知ったとき、すぐに昔の想い出がよみがえり、それから二、三日かけて書き上げました。
自分の過去や家族のことを書くのは気恥ずかしさもありますが、やはり筆致は安定しますね。
この前の記事で評論した石原慎太郎のように、過去に起きたことを「こうだった」「ああだった」「こうなった」と開き直って身も蓋もなく書けます。

原稿用紙二十枚の短い作品なので、ご興味のある方はぜひお読み頂けたらと思います。
ほかの受賞作もすごくおもしろいし、一緒に開催されている『ランクル思い出写真コンテスト2021』のページにも良い写真がいっぱいありますよ!