2月1日に入院し、無事手術を終え、きょう2月18日に退院しました。
去年入院した大学病院とはべつのクリニックに入院したのですが、追加料金なしで個室にしてもらえて、とても快適にすごすことができました。
余裕のある大きさの個室で空調が効いていて、トイレまでついているので、あきらかに自分の部屋より
快適。
看護スタッフさんたちが毎日掃除までしてくれて食事まで運んでくれるんだもの。お大尽になった気分だ。
これで無料Wi-Fiでも飛んでいたら部屋から一歩も出ないで完結する理想の生活なのですが、あいにくWi-Fiはなく、ノートパソコンを持ち込んでもネットは一切できませんでした。まぁスマホ買えよって話なんですが。
部屋にはテレビが据えられているのですがもともと深夜アニメぐらいしかテレビを見ないし、入院中は消灯時間があるのでアニメも観ることもなく、コロナで見舞いも制限されているため外部からの情報をまったく入手できませんでした。
去年入院したときは大部屋で、ほかの患者さんたちが観ているテレビの音声で安倍さんが辞任したとかのニュースを知れたのですが、今回は二週間まったく世間の動きを知れなかった。
ネットがない生活というのはやはり不便ではありますが、情報化社会から切り離されることで静かな環境で心おだやかに過ごすことができました。
看護スタッフさんたちも人数が少ないなかとても一所懸命に看護してくれて、まさに老子の小国寡民の理想郷ですな。
年に一度ぐらいは入院してもいいぐらい。
逆にいえばそれ以上は入院したくないんだけども。
これで病気が治ったわけじゃないのですが、食事がおいしく食べられてちゃんと眠れることがなによりもうれしいですね。
――という文章を、まだ入院中だったきょうの朝に書き上げ、家に帰ってからブログへアップして記事を済ませようと思ってました。
でも退院した帰りの車中で、家族から「
前回の記事にあった
保険金で飯を食っていくみたいなことはもう書くな」と言われてしまいました。
ちょっと待て、さすがに
保険金で飯を食っていくなんて書いとらんぞ俺は(笑)。
どうやら「また保険金で懐が暖かくなってしまうぜ。」と書いた部分が気に食わなかったようです。
いやいや、人に心配させないようにあえて書いてるのがわからないのでしょうか。
世の中、無理にでも洒落に持っていかなければ洒落にならない状況というものだってあるんです。身内だったらこっちの状況わかってるだろうに。
まじめなことを言っている人が必ずしも本当にまじめとは限らないように、文字通りにしか言葉を受けとられないというのはなかなかつらいものがある。
上のほうの文章で、「書いとらんぞ俺は(笑)」と文末にわざわざダサいのを承知で(笑)を付けましたが、これからはいちいち自分の文章に注釈をつけなければいけないのかもしれない。
あきらかに自分の部屋より快適。(←ブログ読者に心配をかけさせまいと強がってます)
看護スタッフさんたちが毎日掃除までしてくれて食事まで運んでくれるんだもの。お大尽になった気分だ。(←強がりの延長で偽悪的に書いてます)
まさに老子の小国寡民の理想郷ですな。(←そんなわけあるか! とツッコミ待ちです)
年に一度ぐらいは入院してもいいぐらい。(←本当は嫌で嫌でたまりません)
みたいに書けばちゃんと伝わるだろうか。
まぁ、家族からすれば病気でさんざん心配しているのに、当の本人がこんなこんなふざけたような文章をブログに書いていたら確かにイラッとくるかもしれない。
本音なんて書くのは恥ずかしいからもうこれきりにするけど、支えてくれる家族や友人には本当に感謝しています。
いつもありがとう。