• 『表現の強さとはなにか?①』完全燃焼の文体
    開高健が「完全燃焼の文体」という短い文章論を書いているのですが(全集13巻に収録されています)、そのなかでヘイエルダールの「コン・ティキ号探検記」とキャパの「ちょっとピンぼけ」を取りあげて、どちらの文章もすごく良いと褒めています。日本人の遊び場 (開高健全集)コン・ティキ号探検記 (河出文庫)ちょっとピンぼけ (文春文庫)「コン・ティキ号」も「ピンぼけ」も、文章を変に溜めたり捻ったりしないで、一文一文がすっ...