• 前田龍之祐(麻枝龍)「近代とSF」の感想
    だいぶ前に買って積んでいた、江古田文学109号の、前田龍之祐「近代とSF――スペキュレイティヴ・フィクション序説」という評論を読みました。江古田文学109号: 創作の「いま」を見つめる 宗田理 再録「雲の果て」前田さんは、「表現者クライテリオン」という雑誌で書評をよく書かれており、さらに「山野浩一論――SF・文学・思想の観点から」という卒業論文もネットで公開されています。(この論文はマジおすすめですよ)麻枝龍とい...
  • ラブライブ!スーパースター!! のいまむら演出
    ちょっと忙しいし暑くて死にそうなので手抜きの記事を。いまむらさんという演出家に注目したほうがいいです。現在放送中の『ラブライブ!スーパースター!! 』2期のEDのコンテ演出を担当されています。(公式動画はこちらから)個人的に、最近のアニメEDのなかでは錦織敦史さんが演出した『SPY×FAMILY』のEDと並ぶくらいいい。それと、いまむらさんは、スパスタ2期の4話のコンテ演出も担当されてますが、これもとてもいいものです。...
  • アニメ「86―エイティシックス―」の感想
    石井俊匡監督による、『86―エイティシックス―』23話(最終話)が放送されました。いやはや、めっちゃ良かったです。最後の感動ヤバイですねこれ。アマプラでぜんぶ観られるので、まだの人はぜひ一話から観てほしいですね。(そのうち最終話も追加されるはず)以前の記事で、エイティシックスは実はアニメ(映像)向きではないのでは、と書きました。この物語は、構造的に小説で読んだほうがおもしろいのでは? と。正直なところ、...
  • ランクル文学賞2021・佳作受賞作『歌声』
    トヨタのディーラーである愛媛トヨタ自動車株式会社が、ランクル文学賞というユニークな文学賞を開催しております。トヨタの名車ランクルにまつわる物語を、フィクションでもノンフィクションでもいいので原稿用紙二十枚までの尺で応募することができました。第一回の募集が、2021年末までにおこなわれておりまして、そのころちょうど病気で入院していた自分は、病室で原稿を書いて投稿したのでした。それから一ヶ月と少し経ったき...
  • 石原慎太郎、その残骸の文学
    石原慎太郎が亡くなった。通常、僕は人のことを大抵「さん」とか「氏」をつけて呼ぶのだけど、石原慎太郎の場合はそのまま名前だけを書いてみたい気持ちに駈られる。それはきっと、自分のなかでは彼はもう三島由紀夫や安部公房といった、歴史の中の文学者のカテゴリーに入っているから。ただし、石原文学が三島文学や安部文学と肩を並べる、世界的レベルにあると言っているのではない。が、だからといって石原文学を無視するのでは...